羽毛の特性と羽毛布団の取り扱い方
保湿性・保温性に優れ、とっても軽い羽毛布団。
あったかふかふかで身体に負担もかからないので人気ではあります。
機能性を損なわず長く使用するために、正しい取り扱いをしましょう。
羽毛布団と羽根布団の違いは?
- 羽毛布団
- ダウンの比率が50%以上
- 羽根布団
- ダウンの比率が50%未満
ダウン50%未満の場合、フェザーの含まれる率が50% 以上になりますので、フェザー= 羽根で「羽根布団」といいます。
ダウンとフェザーの違いは?
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ダウン(羽毛)はタンポポの綿毛のようにフワフワとしたものです。ダウンボールともいいます。その名の通りボール状で、空気を含みやすく、軽くて保湿効果が高いです。つまり、ダウンボールが大きいほど、保湿性も高くなります。
一方、フェザー(羽根)は真ん中に硬い羽軸がありますので、弾力性も保温性もほとんどないため、枕やクッションなどに使われます。長さ6.5cm以上を「フェザー」、6.5cm未満を「スモールフェザー」といい、羽毛布団に含まれるフェザーは、スモールフェザーです。ダウンと比べると保温効率はあまり期待できませんが、通気性がいいという特徴があります。
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グースのほうが保温性が高い!
ダック(アヒル)よりもグース(ガチョウ)のほうが体が大きい分、一つ一つのダウンボールも大きく、温かい空気をより多く含んでくれます。
つまり、グースのほうが保温性が高くなります。
より寒い地域で採取した羽毛のほうが
優れています!
寒い地方に暮らす水鳥のほうが寒さから身を守る防寒機能に優れていますので、羽毛布団になった時も優れた保温機能を発揮します。「ポーランド」「ハンガリー」「シベリア」などが有名な高級羽毛の産地です。
羽毛布団の特性
軽くてあったか
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木綿や合繊(ポリエステル綿)とは違い、固まることがないのでいつもふんわりと軽く、身体に負担をかけません。
また、空気を多くに含むのでかさ高性に富み、保温性が高いのでとてもあったかいのです。
さわやか快適な肌触り
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羽毛は吸湿性・放湿性に優れているので、就寝中の汗による湿気も吸収・発散を繰り返します。他の布団と比べ蒸れにくく、さわやかな肌触りで快適※です。
※羽毛を包む生地の種類によります。
身体に優しくフィット
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ドレープ性に優れているので、寝返りをうっても身体にソフトタッチして暖かい空気を逃がさず、また冷気の侵入も防ぎます。
お手入れ簡単
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羽毛は吸収発散性に優れており、頻繁に天日干しする必要がないのでお手入れが簡単です。
普段は風通しの良い部屋で陰干しをするだけで良いです。ただし保湿性を高め、日光消毒をするためにも、月1~2回、1~2時間程度の天日干しをしましょう。
ダニがほとんど侵入できない
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新品の羽毛は洗浄と熱乾燥処理を行い、ゴミ除去や殺菌が徹底されているのでダニがいることはほぼありません。
また、布団の生地も羽毛が吹き出さない加工がされているので、ダニが生地を通り抜けることができない構造になっています。
リフォーム可能
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丁寧に利用すれば耐久性に優れており、また中の羽根を洗浄して生地を取り替えることでリフォームすることができます。
上手な取り扱い方
カバー・シーツはこまめに洗濯
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内側にボタンやヒモのついたカバーだと、羽毛布団とのズレもなく、布団生地の痛みや汚れを防ぐことができます。
また、衛生的観点からもこまめに洗濯をしましょう。
寒い時は毛布を上に
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羽毛布団1 枚で寒い場合は、羽毛布団の上に毛布を重ねると良いでしょう。
ただし毛布が重いと、下の羽毛布団が凹み保温性を減少させてしまいますので、重い毛布は上にかけないようにしましょう。
羽毛が片寄ってしまった場合はご相談ください
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布団に局部的な大きな衝撃を与えると、羽毛がキルト間を移動してしまい片寄りの原因となります。
布団表面を軽くほぐすように叩いて中の羽毛を平均にならせば元に戻りやすくなります。
生地が傷んだり汚れがひどい場合はご相談ください。
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基本的にカバーやシーツをこまめに交換すれば汚れにくいです。布団の生地自体がひどく汚れた場合は、丸洗いをおすすめします。
縫い目がほつれたりして羽毛が吹き出してきた場合はご相談ください。
羽毛の充填やリフォームを行い、新品に近い羽毛布団にすることが可能です。
天日干しはカバーをかけて
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羽毛布団を干す時は、生地の傷みや日焼けによる色あせを防ぐために、カバーや布をかぶせたまま干しましょう。
臭う場合は天日干し
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購入したばかりの羽毛布団は、ビニールケースや生地の特殊加工により臭いが残っている場合があります。
また、湿度が高い時期に臭うこともありますが、使用しているうちに自然と消えていきます。
どうしても臭いが気になる場合は、布団をたたんで臭気を押し出して新しい空気と入れ替え、3~4時間天日干ししてみてください。
天日干し&掃除機でダニ対策
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羽毛布団はダニがほとんど侵入できませんし、中から発生することはありませんが、湿気が多いところに長期間置いておくと、表面にダニが付着することがあります。
時々天日干しをしたり、掃除機でダニを吸引すると良いでしょう。
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